6年間総決算 そのいち

学生生活も残すところ半年を切った。

小学校6年間、中高一貫校で6年間、

そして大学も院含め6年間。

まとまりのある6年間というのはたぶんもうないだろう。

 

気付いたら学生生活が終わりに差し掛かっていた。

あっという間だった。

色々なことがあった。

 

そりゃもうたくさん。

 

波乱万丈さには自信のある6年間だったけれど、

さて、その中身は如何程のものだったか。

それを振り返る時が今なのだと思った。

 

きっかけはたくさん。

大事に抱えていたものを手放したこと、

自分の持ち物の少なさに気付いたこと、

同僚と話す機会があったこと、

高校時代の友達と話す機会があったこと。

 

何が変わって、何が変わらなくて、

何を得て、何を失ったのか、

冷静に見ておきたいと思った。

感情的になって、

「自分は何も得られず、何も変われなかった」

と叫ぶのは簡単。

危うくそうするところだった。

でも、それじゃ前に進めないから、

 

というより、今はそもそも、

前に進む自分って奴が何者なのかが分からなくなってしまったから、

冷静に考え直したい。

 

本当は修論出してからにしようと思ったのだけれど、

それじゃ遅すぎると直感した。

というか、今でさえ遅すぎる。

 

本当は。

6年間近くにいてくれた人たちに話を聞いてもらう中で、

整理していって「自分はこれだ」と答えを見つけるつもりでいた。

 

でもそれじゃ今までと何も変わらないと気付いた。

他人の眼に映る自分を探しても、

結局それって他人のせいにできてしまう。

だから自分が把握する自分を見ないと。

 

とはいえ、その結果もたらされるものが何なのかよく分からない。

自分についてよく分かれば、自信がつくのかしら。

芯のある言葉の使い手になれるのかしら。

「こいつやるな」って思ってもらえるのかしら。

 

どうだか。

 

でも、やれることは全部やるしかないものね?